桜井日奈子、芸能活動10周年を記念した写真集は「1億点満点」!「もっとワクワクするような挑戦をしていきたい」 「桜井日奈子10周年記念写真集 鴇色」好評発売中!
「桜井日奈子10周年記念写真集 鴇色」 の発売を記念したイベントが、9月7日(土)に開催。イベントの前に行われた会見に、桜井日奈子が登場した。
ドラマ、舞台、CMなどで活躍する桜井日奈子が、芸能活動10周年を記念した写真集「鴇色」を9月6日(金)に発売した。
10年の節目に写真集を出した心境について「私の感覚的には、まだ10年なんだっていう。今まで1年1年が長かったので、もっと長くやっているぐらいの気持ちでした。ここまで続けてこられたのは、支えてくださったスタッフさん、応援してくださったファンの皆さんのおかげだなとすごく感じています」と笑顔でコメント。続けて「新たな挑戦として、人生で初めて水着の撮影ができたこともうれしかったですし、新たな一面を見せて、もっと応援したいなって思ってもらえるような作品にしようと思って、撮影に挑みました」と振り返った。
新宿・渋谷会場でのイベントは、2回合わせて3,000人分が完売。発売前重版も決定するなど大きな反響を呼んだことから、桜井の地元・岡山でも初めて発売記念イベントが実施される。「私が写真集の発売を楽しみにしていたのと同じように、楽しみに待っていてくださった方がたくさんいらっしゃって、本当にうれしいです。自分が自信を持って世の中にお届けできる写真集を地元に持っていって、これまで支えてくださった地元の方々にも感謝を伝えられる機会ができたのは、すごくうれしいです」と喜んだ。
桜井が「デビュー当時からお世話になっている」という編集者からの「“新しい桜井日奈子”を世に出したい」という思いと、桜井の「10年経ってそろそろ次のステップに進みたい」という思いが重なった挑戦的な写真集。「私がやりたくて、表現したくて出した写真集なんだよという思いを受け取っていただきたいです。今回は水着でしたけど、この先、もっとワクワクするような挑戦をしていきたいと思っています。『もっともっとワクワクさせてあげますよ!』というようなちょっと挑戦的な私もいたりするので、ぜひ応援してもらえたらと思います」と本作に込めた思いを綴った。
撮影に向けて、ボディメイクに力を入れたそうで「デビューしてからボディメイクがうまくいかず、15kgぐらい太ってしまった時期もあって。なかなか何年も結果が出せないままで、『太っちゃったよね』と言われたこともありましたが、最近やっと自分なりのボディメイクの仕方を見つけました。今までは自分の体を隠すような衣装を選んでいましたが、写真集を出すにあたって、“隠す体”から“見せる体”に変わっていきました。年を重ねるごとにどんどん進化して、容姿も中身も『またきれいになったね!』と言ってもらえるように、今後ももっと頑張りたいです」とストイックな姿勢を見せた。
撮影は4月、桜井が初めて訪れたというベトナムで行われ、ダナンのビーチや、パワースポットとして有名な五行山など、観光を満喫する様子が収録されている。タイトル「鴇色」のイメージにもなったトキの羽のような色の夕陽のカットは、曇っていて諦めかけた頃に、突然きれいな夕陽が差し込んだ瞬間をカメラに収めたというエピソードを披露。さらに、五行山でのカットでは、向かっている道中は曇っていたが、いざ到着したら光が差し込んで、神秘的な写真が撮れたという。「天気に恵まれて、私たちがこの写真集をより良いものにしたいっていう思いに神様が味方してくれたような“奇跡的のカット”がたくさん収められています」と写真集をアピール。また、4月2日が桜井の27歳の誕生日だったことから「ベトナムで10周年と誕生日を祝うサプライズバースデーをしてくださって、感極まって号泣していました(笑)」と撮影を振り返った。
お気に入りのカットには、ネイビーの水着の上に、レースのボディスーツを着ているモノクロの2枚をセレクト。「スタッフさんが『すごくいいの撮れるよ』と言ってくださって。水着になることに恥じらいと不安もあったので、覚悟を持って撮影に挑みました。写真集の中でモノクロの写真はこの2枚しかなくて、カメラマンさんが、私も知らない私を引き出してくれました」と“覚悟の2枚”となったことを明かした。
「写真集に点数をつけるなら」という質問には、「1億点満点で!」と最大級の評価を。「自分に自信が持てない時にテレビに出て、ネガティブな声が届いて、あまり精神的にいい状態ではない時期がありましたが、それを経て写真集では、自分は今のこの体が好きなんだって自分を肯定して、周りのバッシングに流されずに自分らしさを表現できたので」と出来栄えに満足しているようだ。
そんな自信たっぷりの写真集は、現在放送中のドラマ「マル秘の密子さん」(日本テレビ系)のプロデューサーや共演者の福原遥に見せたそうで、「『すごくいいね。お尻とかすごくセクシーだし、本当にボディメイク頑張ったんだね』と褒めてくださって、同性の方から体を褒めてもらえるのは、私が一つ目標にしていた部分でもあったので、今回の写真集は女性にも手に取っていただきたいです。ボディメイクがうまくいっていなかった時期を知っている方にも『すごく進化したんだね』と褒めてもらえるような気がしています」と胸を張った。
さらに、会見では、写真集の発売日に2度目の重版が決定したことがサプライズで発表された。「1回目の重版が決まった時も飛んで喜びましたが、とてもうれしいです。自信を持ってお届けできる写真集で、1人でも多くの方に手にとっていただきたいという思いがあるので、とってもとってもうれしいです」と喜びを噛みしめた。
また、「葛藤のあった10年間」だったという芸能活動を振り返ると、「17歳でデビューして、事務所に所属して、あれよあれよという間に環境が変わったんですね。自分が望むよりも早く仕事が舞い込んできて、それはすごくうれしいことだったんですけど、『この世界でずっとやって行くんだ』という覚悟がまだ固まらないまま色んな仕事をやっていました。受け身で仕事をやっていて、だんだん最初の勢いが落ちてきた時に、自分の覚悟の足りなさだったり、仕事で失敗した時に言い訳してしまう感じだったり、まだ子供っぽいところがありつつ仕事をしていたことに気づきました」と告白。
しかし、共演したベテランの俳優から刺激を受けたそうで「私もこの世界で、20年30年とずっと求められ続ける俳優でいたいなと。今は“ずっとやっていきたい”という覚悟持っていますし、もっとこういう作品にチャレンジしたい、こうなっていきたいという目標も明確にできました」と前向きな思いを伝えた。
「次の10年、37歳ではどういう俳優になっていたいか」を問われると「おもしろい俳優になっていたい」と宣言。「コメディが大好きなのですが、シリアスなお芝居もいいよねと言われるような振り幅の広い俳優でいたいな思いますし、『桜井日奈子が出てるから絶対おもしろいじゃん! 見に行こうよ!』と言ってもらえるような俳優を目指したい」と理想を語った。
最後に「10年色んなことがありましたが、その集大成がこの写真集に詰まっていると思います。そして10年を経て、20年30年ずっと俳優でやっていきたいという覚悟も固まったカットも入っているので、これからもぜひ応援よろしくお願いします」と熱いメッセージで会見を締めくくった。